岡崎で石割体験と岡崎城の石垣めぐり|石材加工科の同期と10年ぶりの再会

先日、愛知県の岡崎技術工学院 石材加工科で共に学んだ同期生と、10年ぶりに再会しました。

卒業から24年。その間に東日本大震災を経験し、それぞれが家庭を持ち、会社での立場も変わりました。今回は、石の産地・岡崎で開かれた「ストーンフェスタ岡崎2026」を一緒に訪ね、石割を体験し、岡崎城を歩きました。石の仕事に携わる者として改めて感じたことを、写真とともにご紹介します。

石の産地・岡崎の「ストーンフェスタ岡崎2026」

ストーンフェスタ岡崎2026は、10月31日・11月1日の2日間、岡崎城公園内の多目的広場で開かれました。岡崎は、灯篭や石像などの石工品で知られる石の産地です。会場には墓石や灯篭、置物などが並び、伝統の技と新しい石製品を一度に見ることができました。

ポスターに描かれた石のパンダのように、石は墓石だけでなく、親しみやすい置物にもなります。有限会社 矢口石材店でも、灯篭やオリジナルの石製品の製作を承っています。

石割体験:大きな石を「矢」で割る

会場では、昔ながらの方法で御影石を割る石割を体験しました。手順は次のとおりです。

  1. 割りたい線に沿って、「矢穴(やあな)」と呼ばれる小さな穴を一列に彫ります。
  2. それぞれの矢穴に、鉄のくさびである「矢(や)」を差し込みます。
  3. 玄能(げんのう)で、すべての矢を少しずつ均等に叩いていきます。
  4. 力が一列にそろうと、石が線に沿ってまっすぐ割れます。

写真の石の縁に、ギザギザした跡が並んでいるのが見えるでしょうか。これが矢穴の跡です。一か所だけ強く叩くと、石は思わぬ方向に割れてしまいます。均等に、焦らず叩くことが大切で、学生時代に教わった感覚がよみがえりました。

石の豆知識:「石の目」とは

石には、木の木目のように割れやすい方向があり、石の職人はこれを「石の目」と呼びます。石の目に沿って矢を入れると、少ない力できれいに割れます。

この考え方は、墓石の建立でも同じです。石の目や色むら、内部の傷を見極めて、どの面を正面にするか、どう加工するかを決めます。見た目の美しさだけでなく、長い年月にわたって割れや欠けを防ぐために欠かせない作業です。

 

岡崎城の石垣に見る、長持ちする石積み

フェスタの後は、岡崎城をゆっくり散策しました。

岡崎城の石垣をよく見ると、大きさも形も違う石が、隙間を小さな石で埋めながら組み合わされています。石同士がしっかりかみ合うことで重さが分散され、長い年月を経ても形を保っています。

お墓も同じで、見えなくなる基礎や石同士の接合が、地震への強さを左右します。東日本大震災以降、仙台市・宮城県でも墓石の耐震施工のご相談が増えました。有限会社 矢口石材店では、外柵の接合や納骨室の固定など、完成後は見えなくなる部分の施工を大切にしています。

 

石像と、学生時代にはなかった家康公像

城内では、頬に手を当てた武将の石像にも出会いました。衣のしわや、ゆがめた表情まで石で表現されており、同じ石を扱う者として思わず見入ってしまいました。

また、私たちが学生だったころにはなかった、徳川家康公の騎馬像も建てられていました。御影石の台座に、家康公と家臣の像が配されています。24年ぶりに歩く岡崎の町は、懐かしさと新しさが入りまじっていました。

同期と語った、これからのお墓のこと

この20年ほどで、お墓のあり方は大きく変わりました。「お墓が遠くてお参りできない」「後を継ぐ人がいない」といった理由から、墓じまいや、お墓を近くへ移す引っ越しのご相談が増えています。

同期とは、それぞれの会社でどんな取り組みをしているか、これから何に力を入れるかを率直に話し合いました。地域は違っても、「石の仕事で、お客様に安心していただく」という思いは同じです。

有限会社 矢口石材店では、墓石を撤去するだけでなく、状態の良い墓石を新しい墓所へ移して使い続ける方法もご提案しています

仙台で、これからも石と向き合います

有限会社 矢口石材店は昭和12年の創業以来、仙台で石の仕事を続けてまいりました。代表は岡崎技術工学院 石材加工科で石の基礎を学び、1級石材加工技能士として現場に立っています。今回の再会で得た刺激を、これからの施工とご提案に生かしてまいります。

他の石材店が建てたお墓の修理やクリーニングも承ります。仙台市・宮城県で墓石の建立や施工、追加彫り、納骨をご検討の方は、仙台市青葉区の石材店、有限会社 矢口石材店の公式サイトからお気軽にお問い合わせください。

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